このページでは、肋骨骨折後と胸部打撲時のバンドやコルセット固定のコツを紹介しています。
しっかり固定すると痛みが引きやすく期間も短くなることが多いので実践しやすくまとめました。
Contents
痛みが引きやすくなる胸部固定の方法
肋骨の形が樽のように肋骨全体の上下は細く中央が太いのでベルトがずれやすくなっています。
女性の胸部固定のコツ
女性は胸の谷間にタオルなどを折って谷間をなくすと肋骨がしっかり固定されます。
胸の痛みが早く消えやすい固定法
負傷部位を綿の束などで圧迫すると痛みが早く取れやすく固定のまま身体を動かしても痛みを感じにくいのです。
肋骨の形に沿って前をやや下げて固定します。
男女ともに受傷部位に綿などの束を充ててください。
肋骨の一番下の部分はベルトの幅の真ん中あたりで固定してください。
固定バンドを巻くときのコツ
- 受傷した場所にバンドの幅の中央を合わせます。
- 息を吐ききったタイミングで締めてください。
- マジックバンドで止めるときバンドの下縁側を少し引いて斜め上に圧をかけます。
※妊婦さんの場合は苦しくないよう加減してください。
イラストでは深い青色部分に若干圧をかけています。
肋骨を痛めた時の応急処置を動画で解説
この動画をみて来院された患者さんの事例
バイクで転倒し、鎖骨と肋骨数本を骨折。鎖骨はプレートにて手術するも6ヶ月経過してもなお接合せず。
身体をねじる度に痛みを感じる。肋骨も同じ状態で来院。
2ヶ月半、計6回の鍼灸と固定。手術を受けた病院で骨折部の接合を確認。
以降痛みや不快感は確認されていません。
肋骨の固定まとめ
- 胸の形は固定がズレやすい構造
- ズレて固定が弱ると痛みが長引く傾向が強い
- 女性は、谷間にタオルなどを充てると固定しやすくなる
- 受傷した場所にベルト幅の真ん中あたりを充てる
- 息を吐いた状態で巻くをズレにくくなる
- 締める際ベルト・コルセット下部に圧を掛ける