肩がズキズキ痛むとき、当院での治し方を紹介します。
・痛み止めを飲んでも痛みが取れない。
・手をついてもいないのに肩がズキズキ痛む。
・痛くてトイレのときに上げ下げできず間に合わない。
という症状の場合次の2つの事を整えます。
1.肩と肘の関節のズレ
2.筋肉と血液循環
臨床では1と2の混合タイプが多いです。
Contents
腕肩の関節を先に整える
関節がズレた急性期は関節周囲が痛み
慢性化すると骨の周りまで全体的に痛む傾向にあると思います。
肩に痛みを感じても関節の歪みをチェックすると
肘関節までズレていることがあります。
なので全体的に整えてから
部分的な痛みのケアに移ります。
筋肉を先に整えても骨のズレによって
痛みは簡単に再発するからです。
骨のズレは軽い脱臼
専門的には亜脱臼(あだっきゅう)といいます。
脱臼の範囲も小規模なので
レントゲンでも異常なしと言われることが多いです。
軽く(痛まない程度に)引っ張りながら
関節を正しい位置に戻しています。
筋肉の痛み
五十肩に多くみられる腱の炎症でなく
筋肉血液循環停滞による痛みが多いと思います。
瘀血(おけつ)といって、静脈と動脈の入れ替わりがうまくできていないと考えます。
筋肉の毛細血管レベルで圧が高くなりズキズキ痛むと考えています
なので肩がズキズキ痛む場合は?血(おけつ)の処理がうまくできるかどうかで決まると思って調整しています。
一般的なマッサージでは届かない深部の血流なので骨の整復と鍼灸が効果的です。
寝ていたら肩が痛い
横になると肩関節にかかる力の向きが変わるので昼間どうもなくても痛みます。
仰向けにねているなら肩甲骨の背中側に枕や折りたたんだタオルをいれて楽になる角度を見つけてください。
横向きでも斜めの姿勢なら背中に枕など当てると楽になりやすいです。
肩がズキズキ痛い時の治し方まとめ
肩がズキズキ痛い時は、肩関節や肘関節の位置がずれている可能性が高いです。
特徴として
・薬などが効きにくい。
・ズキズキ疼くような痛み。
・腕全体が痛い。
関節の位置異常が整わないとしつこく痛みやすいです。
筋肉の毛細血管レベルで動静脈の停滞が起きている可能性が高い。(瘀血:おけつ)
就寝時は肩甲骨に枕など当てて痛みを和らげる。
当院では、骨の歪み、ズレを整えてから瘀血の処理を行います。