この記事では、寝起きの腰痛の取り方と予防法を紹介します。


痛くない人、痛くないときがあるのは構造上の原因と血流が関係します。

なぜ寝起きに腰が痛くなるのか?

東洋医学的には姿勢を保つ筋肉への血流不全と考えています。

腰で姿勢を保つ筋肉は背骨1つひとつをつないでいます。

下のイラストは背中から見たイラストです。

日本人体解剖学 金子丑之助著 南山堂より引用
日本人体解剖学 金子丑之助著 南山堂より引用

背骨の間に小さな筋肉があり骨と骨などを支えています。

この筋肉群の血行が悪いと体を支える力が弱くなります。

横たわる人のイラストもお尻、腰の矢印が大きくなっているのは重みが集中するから。

元々末梢血管への血流が良くないのに、重みで血流がさらに弱くなるときに寝起きで動かすと痛みとして表現されるのです。

なぜ低反発マットレスを使う人ほど寝起きで腰が痛くなるのか?

寝起きの腰痛が定期的に起こる患者さんでは低反発マットレスを使う方が多いです。(当院しらべ)

低反発のものが必ず腰痛になるというのではありません。

冷え症・むくみやすい・元気がない・血虚(けっきょ)体質の方が慢性的に低反発マットを使うと痛みやすいようです。

上記の症状はいずれも抹消循環が機能低下している事が考えられます。

低反発マットレスで動きが少なく腰の姿勢を保つ筋に圧力が高まり抹消循環がさらに低下したとき痛むと考えます。

寝起きの腰痛が鍼灸で消えた症例

60代女性。専業主婦。特に趣味もない。

慢性的な疲労感。常に首・腰・股関節のどこかに痛みを感じる。

体質的に冷え性で代謝が低めという印象。

脈診(みゃくしん)では、血虚(けっきょ)と陽虚(ようきょ)を示す。

この場合の血虚は、肝臓への血液量が不足気味。陽虚は代謝低下をイメージしてください。

寝起き腰痛をどのように取るのか?

経絡には陽経(ようけい)と陰経(いんけい)があり、陽経は代謝を高めたり胃腸の働きに関係すると言われています。

陰経(いんけい)は臓器の血流や栄養状態に関係すると言われています。

陽経を使い、全身的な代謝低下対策。


陰経をつかい肝臓への血液をそくしました。

脈状(みゃくじょう)も血虚(けっきょ)と陽虚(ようきょ)の反応が消え骨盤の歪みもあったので整えてその日の鍼灸を終えました。

翌週来院時確認したら、寝腰が取れたと喜んでいただけました。

寝起き腰痛の予防法

痛みを感じてから半年以上経過しましたが再発されていません。

どのツボを使ったのか書かれていないと思いますが、その時々でツボは変わりますのでかけないのです。

骨盤が歪んで(いると言われ)たら痛みを予防するために片膝を立てて寝てください。


腰が過度に前後に傾くのを良い状態に安定させ歪みによる痛み対策になります。

冷え性・むくみ・マッサージすると揉み返しなど後が痛くなりやすい人は、末梢循環を機能させるために手足を震わせる運動がオススメです。

腰が痛い時はこの姿は辛いと思うので予防として実践してみてください。時間は30秒~1分を1~2回。できれば毎日。

寝起きの腰痛の特効穴はありません。体質と睡眠環境を個人レベルで快適にすると痛みは取れ再発もしにくいようです。

寝起き腰痛の対処法を動画で解説

まとめ

寝起きの腰痛の原因は以下のとおり
・姿勢を保つ筋肉などへの血行不良。
・末梢循環不良。
・低反発マットレスでうごきが少なく痛みを感じやすい。

血虚・陽虚など体質を整えると痛みが取れ再発しにくい。

予防法は、片膝を立てて寝る。

手足をブラブラ揺らして末梢血管の循環をうながす。

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