「湿度が高い日は、朝から脚がパンパン」
「靴がきつくて、出かけるのが憂うつになる」
着圧ソックスを履いても夕方には元通り。
利尿剤を飲んでも、翌日にはまた同じ。
毎年、梅雨から夏にかけて繰り返すむくみに、「もう体質だから仕方ない」とあきらめかけていませんか。
この記事では、湿気とむくみの関係を東洋医学の視点からお伝えし、鍼灸でできることをご紹介します。
「誰にも言えないけど、年々体が重くなっていく気がする」と感じていませんか
こんなお悩みはありませんか。
- 梅雨時期になると顔や脚がむくんで、鏡を見るのがつらい
- だるさが抜けず、家事も買い物もおっくうになる
- 着圧ソックスや水分制限を試しても変わらない
- 年齢のせいと言われるたびに、気持ちが沈む
お母さんやお父さんの様子が気になって検索してくださった方も、このままお読みください。
「最近、足首がなくなってきた」「顔がいつもはれぼったい」。
そんな変化に気づいたご家族の目は、とても大切です。
なぜ湿気の多い時期にむくみが繰り返すのか——東洋医学が診ている「水はけ」の問題
東洋医学では、体に余分な水分が停滞する状態を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
湿度が高い環境にいると、体の外からも湿が入り込みやすくなります。
さらに、体内で水を運ぶ力が落ちていると、水分がうまく巡らず停滞する。
これがむくみの正体だと考えています。
この「水を運ぶ力」を担うのが、東洋医学でいう「脾(ひ)」の働きです。
脾は消化・吸収だけでなく、体内の水分を必要な場所へ届け、不要な水分を排出する役割を持っています。
50代以降、むくみが慢性化しやすい理由は主に3つあると確認しています。
- 脾の働きが年齢とともにゆるやかに低下する
- 運動量が減り、筋肉のポンプ作用が弱くなる
- 冷たい飲食や冷房で、さらに脾が冷えやすくなる
ただし、年齢だけが原因ではありません。
水の巡りが滞る「使い方」や「環境」に、体がうまく対応できなくなっている。
そこに目を向けるのが東洋医学の視点です。
病院の検査は構造の異常を調べるものです。
レントゲンやMRIで異常がなかったということは、骨や関節の形には問題がないということ。
ただ、原因が構造ではなく「めぐり」にある場合、検査には映らないことがあります。
東洋医学が診るのは、そこです。
病院を否定するのではなく、診る視点が違う。
だから対処法も変わります。
家族のために、まず自分を整えていい
「自分のことは後回し」。
そう言って何年も過ごしてきた方が多いと感じています。
でも、体が重いまま毎日を過ごすことは、ご本人にとっても、見守るご家族にとっても、つらいことです。
一人で抱えなくていい場所がある、ということを知ってほしい。
まずは「自分の体を大事にしていい」と、ご自身に許可を出してあげてください。
体が変わると、生活が変わります——鍼灸で湿気むくみにアプローチする方法
波鍼灸院では、むくみに対して主に以下のようなアプローチを行っています。
①脾と胃の働きを整える鍼
足三里(あしさんり)や陰陵泉(いんりょうせん)など、水の巡りに関わるツボに鍼をします。
脾の働きを助け、体の中から水はけを促すことを目指しています。
②お腹や腰へのお灸
冷えて動きが鈍くなった内臓をじんわり温めます。
お灸の温熱は脾の冷えに穏やかに届くと考えています。
③全身の気血水のバランスを確認する施術
むくみだけを追うのではなく、脈やお腹の状態から全体の巡りを見ていきます。
「なぜ、あなたの体に水が溜まりやすいのか」を一緒に探っていく施術です。
もちろん個人差があります。
一度でスッキリする方もいれば、数回かけてじわじわ変化を感じる方もいます。
痛みやむくみがなくなることだけがゴールではありません。
「朝、靴がすんなり履けた」「買い物に出るのが苦にならなくなった」。
生活が戻ってきたと感じられることが、大きな変化だと考えています。
【ご自宅でできるセルフケア】
梅雨前から始めておくと、水はけのよい体づくりに役立ちます。
- 三陰交(さんいんこう):内くるぶしから指4本上。むくみ・冷えに。お灸がおすすめです
- 陰陵泉(いんりょうせん):すねの内側、膝下のくぼみ。水の巡りのツボ。指で5秒ずつゆっくり押す
- 足三里(あしさんり):膝の下、外側のくぼみから指4本下。脾胃を元気にするツボ
冷たい飲み物を控え、温かいものをゆっくり摂ることも、脾を助ける大切な習慣です。
これまでどこへ行っても変わらなかった方へ
これまでいろいろな所へ行ってみたけれど、変わらなかった、という経験をお持ちの方も多くいらっしゃいます。
そういった方も、まずお話を聞かせてください。
病院への通院を続けながら来院される方もいます。
合わなければやめていただいてかまいません。
「試してみようかな」くらいの気持ちで十分です。
まずはお気軽にご相談ください
ご本人の方へ
「湿気の時期がつらい」「むくみが気になる」。
それだけで十分です。お電話でもLINEでもお気軽にどうぞ。
ご家族の方へ
「母のむくみが気になって」とお伝えいただくだけで大丈夫です。
ご本人に代わってのご予約も承っています。
病院と並行してお考えの方へ
通院中の治療を妨げない形で施術を組み立てます。
お薬の内容なども遠慮なくお知らせください。
天候や季節に振り回されない、軽い体を一緒に目指しましょう。