顎が左右どちらか一方、横方向にずれているときの調整法です。
臨床上でも顎が整うと顔の歪み具合も軽減することがわかっています。
Contents
顎の歪みの見つけ方
矯正効果を高めるために歪みの見つけ方から解説します。
顔全体の見た目より上下の前歯のならび型で歪みを確認します。
上下の前歯の真ん中をチェックします。
上の歯に対して下の歯がどちらかに移動しているかを確認してください。
モデルさんは、下あごが向かって右にずれています。
向かって左側の輪郭がシュッとして見えます。
顎の横への歪み矯正法(向って左がシュッとしている)
下の顎が右から左に歪んでいる(鏡に向かって右に移動している)ケースで矯正法を解説します。(上の写真と同じ歪み方)
・初めに背筋を伸ばします。
・口を軽くあけて力を抜いてください。
(あなたの)左から右にもどすので(あなたの)右頬に手のひらを当てて支えます。
左親指の付け根の柔らかい所でエラのあたり一帯にふれます。
そもまま右に向けてゆっくり押えます。
このとき、顎や頬から首一帯の筋肉にも痛みが出ないようにゆっくり押えてください。
口は軽く開いていますが力は入っていない状態ですね。
上下の前歯に注目します。下の前歯が横に動いていますね。
下前歯の中央が上前歯の中央とそろうように何度か押しては緩めてください。
顎の横への歪み矯正法(向って右がシュッとしている)
下の顎が左から右に歪んでいる(鏡に向かって左に移動している)ケースで矯正法を解説します。(上の写真と同じ歪み方)
鏡を見ながら行います。
初めに背筋を伸ばします。口を軽くあけて力を抜いてください。
(あなたの)右から左にもどすので(あなたの)左頬に手のひらを当てて支えます。
右親指の付け根の柔らかい所でエラのあたり一帯にふれたます。
そもまま左に向けてゆっくり押えます。
このとき、顎や頬から首一帯の筋肉にも痛みが出ないようにゆっくり押えてください。
口は軽く開いていますが力は入っていない状態ですね。
下前歯の中央が上前歯の中央とそろうように何度か押しては緩めてください。
矯正の回数は
1度に3~5回を目安に1日に朝晩の2回おこないます。
慣れてくれば1日3回~5回程度まで増やしてみてください。
どのぐらいで整うのか?
歪みの程度やケアの頻度などで個人差があります。
軽い歪みなら1回で見た目も変わるケースもありますがごくまれです。数ヶ月かけて変えていくものと思ってください。
噛み癖や歪みを悪化させる癖がある場合。その癖が強いほど整うまで時間がかかります。
見た目が変わらなくても、今以上進行は防げると思うので変わるまであきらめずに続けてほしいです。
動画で顎の横への歪み矯正を解説
まとめ
顎関節の歪み方の一つに横方向へのずれがあります。はじめに歪み方を確認します。
上下前歯の中央がそろっていれば、横方向の歪みは気になさらないでください。
下あごが右か左にずれていれば横方向への歪みがあると判断します。
整え方は鏡を見ながら行います。姿勢を伸ばし口を軽く開け自然に閉じると顎に力が入らないのでこの状態でケアを行います。
下顎が鏡に向かい右にずれているケースの整え方
1.(あなたの)右頬に手のひらを当てて支える
2.左顎のエラに親指付け根を密着させる
3.ゆっくり痛みを感じない速さと強さで右にむけて押す
上下前歯の真中を観ながら下あごが中央に近づくように3~5回押す。
数ヶ月かけて整える。
1日朝晩2回。慣れてくれば朝昼晩など3回を目安に続けます。