顎の歪みがなかなか解消されないときは、強めの矯正法をお試しください。
「横方向のゆがみ」と「回転性の歪み」それぞれの矯正をお伝えします。
複合型の場合は横方向の矯正の後回転の歪みをとりましょう。
セルフケアしていただくうえで「ケガをしない」「悪化させない」優しい調整法をお伝えしました。
歪みが強い方、歪ませる癖が強すぎると変化が表れにくいのです。安全性が高く強めの矯正方法をお伝えします。
歪みに対するマッサージが的確にできる方法
そして調整後の効果が持続する運動をあわせてお伝えします。
Contents
顎関節横方向の歪みケア
画面(鏡)に向かって右にゆがんでいたら、反対側の頬を手のひらで支えます。
・口を開けて顎の力を抜く
・画面右側の顎を左に押す
前歯がしっかり動くまで強めにゆっくりと押してください。赤い矢印方向
この操作を長くやります。
以前の矯正は下顎を少しずつ動かして上下前歯の真ん中が揃えました。
何日かかけて少しずつそろえてくださいとお伝えしました
今回は何日もかけて行なっていたのを1回のケアで調節していく。
方法は同じですがしつこくしてください。
顎が少しずつ動いたら一度手を離して口を開けて閉じる
続きから再開します。
画面(鏡)に向かって左にゆがんでいたら
反対側の頬を手のひらで支えます
・口を開けて顎の力を抜く
・画面左側の顎を右に押す
前歯がしっかり動くまで強めにゆっくりと押してください。赤い矢印方向
これを長くやります
顎の矯正で効果が出やすくするコツ
初めに体の首から背中に力を入れてください。
ここに力を入れていないと矯正がうまくできず首に痛みを感じる場合もあるからです。
猫背で矯正しないでください。
横への歪み矯正の回数は?どのぐらいで変わるのか?
個人差はありますが僕は1度に3回程度で整えています。
自分でおこなう場合はもう少し多くなるかもしれません。
回数にはあまりこだわらず、顎が横方向に動きやすくなればそれを目安にしてください。
回転性の歪み矯正法
回転性の歪みの探し方矯正法はこちら
エラと耳の下の突起の隙間が少ない側から整えます。
ソフトな顎の矯正は両手を交互に前に出していました。
顎周りのリンパ循環促進もかね軽く揺らす程度の矯正。
強めの矯正は隙間が少ない側から押し出します。
反対側の手は、頬に触れて頬筋を前から後ろにひきます。
左右同時に動かしますが隙間が狭い側と広い側の両方を同時に矯正します。
反対側の歪みが強い場合は逆向きに矯正します。
歪みに対するマッサージを的確する方法
多くの歪みはマッサージだけでは整いません。目的は矯正しやすくする。筋バランスが保たれると効果が長持ちしやすいのです。
しかし、一般的な動画なのでは筋肉の働きに注目してその機能を弱めるような説明がなされているのが現状です。
彼らの理論ではマッサージで弱くなればみんな顔面がたるんで戻らなくなります。それが部分的な筋肉であっても効果は信じがたいです。
そこで、本ページでは歪みが強い人は口の開け閉めのときに左右で違う筋肉を使うことに注目しました。
左右別の筋肉を使っているのでそれぞれの筋肉にたいしてケアを行い筋バランスを整えます。
口の開け閉めで筋肉の左右差を見つける
しゃべるとき食べるときに口が動きます。その度にバランスが悪いと歪ませるトレーニングをしているようなものです。
左右の筋肉の癖を見つけてピンポイントでケアする方法を紹介します。
口を「あいうえお」の「え」の形にします。
小さい「え」からゆっくり、大きく「え」の形で開けてください。ゆっくりするのがコツです。
僕の場合、開け始めは左の口角から顎に力が入り、大きく「え」をすると右のエラから頬に力が入っています。
それぞれの場所を覚えて、そこにある筋肉をほぐします。
ほぐし方は痛みがないようにマッサージしてください。
指圧は後で痛くなりやすいので指圧以外なら方法は問いません。
調整後の効果が持続する運動
骨格と筋肉バランスをととのえたら顎関節と周囲の筋肉に正しい使い方を覚えてもらいます。
方法は簡単。両頬に手を当てたまま、大きな「え」とちいさな「え」の形で口を開け閉めするだけです。
頬の手は下顎が横や斜めにズレないようサポートします。
顎関節の歪みが取れきれていなくても、正しい癖を覚えるのが目的なので矯正期間中もで積極的におこなって欲しい運動です。
まとめ
セルフケアでケガなどを防ぐ矯正があります。それでも変化しいか少ないのは、歪みが強いのです。
- 強い歪みには筋肉バランスも強く崩れています。
- 痛みが出ない範囲で強い矯正を行いましょう。
ここで紹介する矯正は深部の筋肉バランスも整えながら関節もそろえようとするので表情筋のバランスも矯正後に整えます。
仕上げとして口の開け閉めのトレーニングを行います。