病院での検査で膀胱に影があると診断を受け来院。
週末に1回の鍼灸をおこない週明けの検査では影が消えていた症例。
※効果には個人差があり本文の内容を保証するものではありません。
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患者さんの感想
膀胱に影があると病院診断、検査の前に来院以下患者さんの感想です。
鍼を受けた日から体温が36度台になった。
カメラ検査で異常なし。影が消えた。
1ヶ月以上たちますが、調子いいです。
月に1~2回のペースで受診してもらっていて
それ以上あくと体が痛くなります。
体温も以前のように冷たくなく何とか維持しています。
大阪市鶴見区 渡辺さん 40歳 女性
伝統医学的所見
体温が低く基本的に下腹部の冷えがあった。
伝統医学では臍から下を下焦(かしょう)と言います。
冷えを抜いて下焦を温めることを考えました。
冷えを抜くとは聞きなれない言葉だと思います。
汗、尿、便など排泄がスムーズにおこなえるように促すことです。
身体を温めてもスグに冷える、なかなか温まらない場合は冷えた体液を捨てた方が効率が良いのです。
伝統医学的考察と対処
脈診も解剖学的な臓腑の状態を観察できるとされています。
下焦に滑脈(かつみゃく)といって、とどこおりがあるときの脈を触れました。
とどこおりに対しては、流れをスムーズにします。
経絡的に腎経と膀胱系に反応がありましたので両経絡の流れを整えました。
仙骨部にお灸をおこない下腹部全体を温めました。
膀胱の影がカメラの検査で消えた症例のまとめ
病院での検査で膀胱に影が見つかる
臍から骨盤内の冷え対策をおこないました。
冷えを抜いて、温めました。
臓器そのものを直接触れませんが、その状態は脈診で判断。
とどこおりに対して流れをスムーズにした。
結果は患者さんも満足されていましたが、効果は個人差があります。
同じことを再現できるとは限りませんが見立てや対処法が確立されているので再現できるよう努めています。