「また今年もこの季節か」——朝起きて、まぶたの重さと脚のだるさで梅雨入りを実感する。そんな毎年のくり返しに、うんざりしていませんか。着圧ソックスも利尿のお茶も試した。でも夕方にはパンパンに戻る。もしかしたら鍼灸で何か変わるかもしれない、と検索されたのだと思います。この記事では、湿気とむくみの関係を東洋医学の視点からお伝えし、波鍼灸院でお手伝いできることをお話しします。
湿気が多い日、体が重くてつらいのは気のせいじゃありません
こんなことを感じたことはありませんか。
- 天気予報で湿度70%を超えると、朝から靴がきつい
- 着圧ソックスを履いても、昼過ぎにはもう意味がない気がする
- 毎年同じ時期にだるくなるのに、どうしていいかわからない
- 水分を減らしてみても、むくみはまったく変わらない
「年だから仕方ない」と思い込んで、誰にも相談していない方もいらっしゃると思います。ご家族の様子が気になって検索してくださった方も、このままお読みください。
湿度が高い日に体が重くなるのは、気のせいでも怠けでもありません。体の中で水分をさばく力が追いつかなくなっている、という体のサインだと僕は考えています。
50代からのむくみが毎年くり返す本当の理由
「若いころは梅雨でもこんなにつらくなかった」と感じていませんか。年齢を重ねると、体の水はけが落ちやすくなります。でも、年齢だけが原因ではないと僕は考えています。
むくみが慢性化しやすい背景には、大きく分けて二つのタイプがあると確認しています。
一つめは、水をさばくエネルギーそのものが足りていないタイプです。おなかの消化吸収の力が落ちると、体に入ってきた水分をうまく運べなくなります。冷えやすい、疲れやすい、食欲がわかないという方に多いです。
二つめは、水の通り道が渋滞を起こして滞っているタイプです。ストレスや食生活の偏りで、体の中の流れが詰まったようになります。おなかが張る、気分がふさぐ、口の中がねばつくという方に多いです。
どちらのタイプかで、からだへの手の入れ方がまったく変わります。むくみの見た目は同じでも、中で起きていることが違うからです。
放っておくと、だるさだけでなく、関節の重さや消化の不調にもつながりやすくなると感じています。「たかがむくみ」で済ませないでほしいと思っています。
これは多くの方によくある反応だと考えています。水の巡りが整っていけば、脚のだるさや朝の重さも楽になっていくと感じています。
家族のために頑張る前に、まず自分の体を整えていい
「家族の世話で忙しくて、自分のことは後回し」。そう話される方が本当に多いです。
でも、体が重いまま毎日を過ごしていると、笑顔でいることさえしんどくなります。ご自身を整えることは、わがままではありません。
一人で抱えなくていい場所がある、ということだけ知っておいてほしいと思います。
体が変わると、生活が変わります
鍼灸では何をするのか、不安ですよね。少しだけお話しさせてください。
まず、お話をじっくり聞いて、体のどこに問題があるかを確認します。先ほどお伝えした「足りていないタイプ」なのか「滞っているタイプ」なのかを見きわめることが大切です。
足りていないタイプの方には、おなかや腰まわり、脚のツボに温かいお灸や優しい鍼で、水をさばく力そのものを底上げするようにしています。足三里や関元といったツボをよく使います。
滞っているタイプの方には、すねの内側にある陰陵泉や、おなかまわりのツボを使い、詰まった流れをほどいていくイメージです。
通われている方のご家族から、こんな声をいただいたことがあります。「最近お母さん、雨の日でも買い物に出かけるようになったね」と娘さんに言われた、と嬉しそうに話してくださいました。
もちろん個人差があります。すぐに変化を感じる方もいれば、数回かけてじわじわ変わる方もいます。大切なのは、痛みやむくみが取れることよりも、日常の動きが軽くなって「いつもの生活が戻ってきた」と感じられることだと考えています。
梅雨に入ってからではなく、梅雨前から体を整えておくと、季節の変わり目がぐっと楽になると感じています。ご自宅では、足三里(膝の下の外側のくぼみから指4本分下)にお灸を据える習慣もおすすめしています。
「合わなかったらどうしよう」という不安について
鍼灸が初めての方は、合うかどうか不安だと思います。それは当然のことです。
合わなければ、やめていただいて構いません。まず一度、お話を聞かせてください。体に触れる前に、しっかりお話しする時間をとっています。
病院への通院を続けながら来院される方もいます。お薬との併用についても遠慮なくご相談ください。
ご予約・ご相談はこちらから
「湿気の時期がくるのが怖い」という方、まずはお気軽にご連絡ください。
ご家族が「お母さんに紹介したい」という形でご連絡くださるのも歓迎です。
病院の治療と並行しながら体を整えたい方も、安心してお問い合わせください。
あなたの連絡しやすい方法でどうぞ。