「何を塗っても、何を飲んでも、結局またかゆくなる」
そう感じながら何十年も過ごしてきた方に、この記事を届けたいと思っています。皮膚科のステロイド、漢方薬、保湿剤。いろいろ試してきたけれど決定打がない。もう体質だから仕方ない、と自分に言い聞かせている方へ。東洋医学の視点から、からだの内側で何が起きているのかを一緒に整理してみませんか。
一度おさまっても繰り返す肌の症状に「もう何をしても変わらない」と感じていませんか
こんなことが続いていないでしょうか。
- 夏でも長袖を手放せず、腕を出すのが怖い
- 水仕事をするたびに指先がひび割れて、台所に立つのがつらい
- 夜中にかきむしってしまい、朝シーツを見て自己嫌悪になる
- 一度落ち着いたと思ったのに、またぶり返してしまった
好きな服を選べない。温泉や旅行も避けてしまう。友人の集まりにも顔を出しにくくなった。かゆみや肌荒れは、見た目だけの問題ではありません。生活そのものを小さくしてしまいます。
ご家族の肌の状態が気になって、このページにたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。そのままお読みいただければと思います。
ステロイドでも漢方でも変わらなかったあなたへ——東洋医学が見ている場所の違い
なぜ、これだけいろいろ試しても肌の症状は繰り返すのでしょうか。
ステロイドは、今あるかゆみや炎症を抑えるための薬です。漢方も体質に合えば助けになります。ただ、どちらも「皮膚に出ている症状」に対してアプローチしている、という点では共通しています。
東洋医学では、皮膚の症状を少し違う角度から見ます。僕は、肌の状態はからだ全体の巡りが映し出された結果だと考えています。
たとえば、からだの中の水分がうまく巡っていないと、余分な水分が肌にたまりやすくなります。栄養を届ける力が足りていなければ、肌の回復が追いつきません。逆に、からだの中に余分な熱がこもっていると、かゆみとして表面に出てくることもあります。
つまり「足りていないのか、滞っているのか」。ここを整理しないまま皮膚だけを何とかしようとしても、同じことが繰り返されやすいのです。
年齢を重ねたから治らない、というわけではありません。年齢とともにからだの巡り方が変わっているだけだと僕は感じています。
これは多くの方によくある反応だと考えています。からだの中の巡りが整っていけば、皮膚の状態も少しずつ落ち着いていくと感じています。
家族のために頑張ってきた方こそ、まず自分のからだを整えていい
かゆみを我慢しながら家事をこなしている方は少なくありません。ご家族のために毎日台所に立ち、水仕事を続けている方もいらっしゃいます。
自分のことは後回しにしてきた。そういう方にこそ伝えたいことがあります。一人で抱えなくていい場所がある、ということを知っていただきたいのです。からだの状態を整理して、方針を一緒に考えるだけでも気持ちが軽くなることがあります。
からだの内側が整うと、毎日の過ごし方が変わっていきます
鍼灸で肌が変わるの?と思われるかもしれません。
僕は、皮膚そのものを直接どうにかしようとは考えていません。からだ全体の巡りを確認して、足りない部分を補い、滞っている部分を流す。その結果として肌の状態が落ち着いていく方がいらっしゃると感じています。
当院に来られていたある方は、娘さんから「お母さん、最近かかないで寝てるね」と言われたそうです。ご本人は劇的な変化を感じていなかったそうですが、ご家族が先に気づいていました。
もちろん個人差があります。すべての方に同じ結果が出るわけではありません。ただ、長年塗り薬だけで対応してきた方にとって、からだの内側から整理するという選択肢があることを知っていただきたいのです。
当院では、まず今のからだの状態をじっくり確認することから始めます。脈やお腹の状態、皮膚の色や質感、日頃の食事やお通じのことまで丁寧にお聞きしています。そのうえで、どこにからだの偏りがあるのかを一緒に整理していきます。
まずは今のからだの状態を一緒に確認するところから始めませんか
何十年も続いた症状に対して、新しいことを試すのは不安だと思います。合わなければ、やめていただいて構いません。まず一度、今のからだがどうなっているのか、お話を聞かせていただければと思います。
病院への通院を続けながら来院される方もいらっしゃいます。ステロイドをやめてください、とお伝えすることはありません。今の治療と並行しながら、からだの内側を整えていくという考え方です。
ご本人へ——何をしても変わらなかった肌だから関係ないと思われるかもしれません。それでも、あなたのからだが発しているサインを東洋医学の視点から一緒に整理させてください。
ご家族の方へ——お母さん・お父さん・配偶者の方の肌の状態が気になっている方。「こういう場所があるよ」と教えてあげるだけでも、大きな一歩になります。
病院と並行して通いたい方へ——今の治療を続けながらでも大丈夫です。まずはからだの状態を確認するところから始めましょう。
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